大寒波の本日1/24は、

来山者も無く、山内で一人

1月30日の上棟にあたり、棟札書こうと思い、

金文を構成しています。

さて、この金文(文書)は、呪術的(シャーマン)の要素が見られ、

當山の伽藍神である「秋葉大権現」もそうですが、

禅宗の棟札では、火を止める 防火に気を使います。

火を止めるは、「水」 水を司るは、「龍」 水の神「壬癸神」

水の仙人「宋無忌」 全ての水「四海水」

ありとあらゆる多方面の 水を用いて 火を防ぐことを

棟札に込めています。


曹洞宗の方で、今後棟札を書かれる場合

調べてて解ったのですが、

「曹洞宗の書式」斎々坊に掲載されているものに、

寺有  癸神と記されていますが、
王ではなく壬(みずのえ)癸(みずのと)ですので、

お間違えなく。

字をもって神佛を示すものに、

後世に、あやふやに伝わる危険がとても恐ろしい気がします。


「止水偈」

寄語宋無忌 (ごを、そうむきによす) 

火光速入地 (かこうすみやかに、ちにいらんことを)

寺有壬癸神 (てらにじんきしんありて)

日献四海水 (ひに、しかいのみずをけんぜん)


失火の無い満正寺なればこそ、

後世まで、

水の力に畏敬の念を込めて、書したいと思います。